愛するって何 とか言っちゃった件について。

 結構前に、自閉症の子供を持つ家族のドキュメンタリーを見た。自閉症の子供は、物事の理解ができず、思うままに動き回り、よくパニックを起こす。自閉症の子供の母親は言いました。

「誰にも謝らなかった日というものがないんです」

 自閉症は先天性の障害、で、その原因は未だ解明されておらず、世界中のどんな人も自閉症の子供を授かる可能性があるし、実際世界中の何処でも生まれている。その確率は、生まれてくる子供1000人に1人とか100人に1人とか言われている。そして、自閉症の子供を抱える人達が無理心中に至るケースも後を絶たないという。(彼らは乗り越えられない試練を誰かに与えられてしまったのだなぁとそれを聞いたとき思った。)



 まぁ、それを見る前から、僕はつねづね思っていた。子供なんて要らないな。
 「子供は裏切る。俺がいい例だ。」 ロイエンタール*1を気取るわけじゃないけれど、その言葉は僕にも当てはまる。そう思う。そしてそういう人は本気で子供を作るべきではないとも思う。(でもセックスはしたい)(救いがたい人間)






 で、これは先日の話。近所の西友の5階にある本屋で、片腕を中高年のおじさんに掴まれた制服姿の男の子が、本屋の店員の人と一緒に店の奥のほうにある"STAFF ONLY"と書かれたドアの中に入っていったのを見た。あー。そうか。うん。
 まず俺の頭に浮かんだのはその子の親のことだった。ショックだろうな。がっかりするだろうな。そして、あの子自身はどうするんだろう。と。ひょっとするとだけど死んじゃうかもしれないなと思った。そしたら親はさ…

 いろんなことが頭を渦巻いた末に、俺は、自分に子供ができたら、その子が将来、どんな犯罪者になってもずっと愛していくことを誓おうと思った。まぁ、ちょっと、驚いた。ていうか、愛するって一体どういうアレよ。














  

*1:銀河英雄伝説はみんな読むべきだと思う。