Modern Photography.

 うまくいけば12月のアタマから、アメリカに旅行に行きます。多分。うまくすれば(俺が)。しかし、パスポートが切れてしまっているので、また取りにいかなければならないのです。ということで今日はそのための証明写真を撮りに行きました。今は撮ってから27秒とかで出来ちゃうんですね証明写真って。で、出来上がった写真を見て僕が最初に思ったことは、「あれ・・・。俺、眼悪いのかな・・・・。」でした。あー。
 ちゃんと真正面を向いたつもりで撮ったんですけど、出来上がったのを見るとなんか違う・・・・髪型も左右のバランスがおかしい・・・。あれー? ていうか、これを10年使うのかぁ・・・・。10年後って31だよ俺・・・・・。


 と、思った。という話を友達に話したら、笑われた後にこんなことを言われました。


 「あー、私も1年ぐらい前パスポート取ったんだけど、写真は家で撮ったよ。」



 「え? 家? 家って自宅?」
 「うん、そう。パスポートの写真ってさ、写真のサイズと、頭の上とか横の、余白? の寸法さえあってれば何でもいいんだよ?」
 「嘘! マジで!」
 「うん、で、、ウチにちょうどいい白い壁あったから、それバックにして、お母さんにデジカメで撮ってもらった。で、それをパソコンでちょちょっと加工して証明写真サイズにして、写真用のプリントアウト用紙にプリントアウトすんの。」
 「へぇぇぇぇ。そうなんだ。ていうかそれ、いただきかも。」



 ……てな感じで、なんだかいい情報を手に入れました。なんだ、700円も払わなくて良かったんじゃん。写真用の紙持ってるし。これなら何回でも撮り直しできるし。って、何回も撮り直してる自分を想像してみるとアレだけど。どんだけナルシストなんだって話ですよ。まぁでも、10年だからな・・・・・。ていうかこんなめんどくさい作業10年に一回でいいし。まずパスポート取るのに必要な書類を揃えるのがめんどくさい。戸籍謄本とか。






 で、彼女は最後に、


 「でも顔自体は加工しちゃダメだよー。ちょっと輪郭削ったりとか(笑)」


 と、付け足しました。それを聞いて、


 「…あー、そうなー、そしたらも少し肌キレイになりたいよなー。」


 …とか言ったら、俺も言った直後に少し気付いたことなのですが、なんか乙女呼ばわりされました。口封じに抹殺することも検討しました。